::  Hasil Pencarian  ::  Simpan CSV :: Kembali

Hasil Pencarian

 
Ditemukan 63 dokumen yang sesuai dengan query
cover
Nguyen, Thi Ngoc Tho, author
本稿で報告する授業「ベトナム文学概論」の対象は3、4年生で、二学期に分けて行われた。この授業は学生の語彙を増やし読解力を高めつつ表現力を豊かにすることを目指す。同時に学生のベトナム文化への理解を深めることにも繋げる。一学期にはベトナム文学を俯瞰し、なかでも近代文学の各時期やそれぞれの代表的な作家及び作品を重点的に紹介した。その後、いくつかの伝説、諺、「歌謡」と言われる口承文学に触れ、ベトナム文化への理解を促した。また、ベトナム文学を語る上で不可欠な詩を数編紹介した。二学期に主に短編小説に焦点を当て、ベトナム文学界に於いて特に著名であるバオ・ニンとグエン・コン・ホアンの作品を教材として学習した。前者はベトナム戦争を題材にした世界的に有名な「戦争の悲しみ」という作品の作者で、後者は1945年以前の社会を風刺する数多くの名作を生み出した作者である。二学期末に収集した学生へのアンケート結果を分析した結果、全体的には目標に掲げた学生の「ベトナム文学・文化への理解」、「語彙力強化」、「読解力向上」はある程度達成したと考えられる。ただし、学生のベトナム語能力や学習意欲によって達成度に差異が存在することは否定出来ない。文学作品の原作を読むことにより学生の表現力もある程度豊かになったと思われるが、留学未経験者やベトナム語能力がいまだ発展途上にある学生は予習なしで授業参加すると上位学習者や留学経験者の学習速度に追従できず、場合によっては授業の進行に影響を与える可能性があることを来年度以降からは学生に認識させるべきである。また、授業速度や難易度の設定、中でも教材となる作品の選択においては、学生のベトナム語力の差を念頭に置き、慎重に熟慮すべきである...
Osaka: Graduate School of Language and Culture, Osaka University, 2018
400 FRO 1 (2018)
Artikel Jurnal  Universitas Indonesia Library
cover
Paludan-Muller, Martin Gregers, author
著者は2012年から2013年にかけてはプラハで、また2013年から2014年にかけてはサンクトペテルブルクでデンマーク語教師をしていました。どちらの場所でも、優秀な学生は学業を収めた後、自分たちが学んだ言語を使う仕事 - 企業での仕事、観光関連の仕事、翻訳、文化関連の機関や大使館での仕事 - を得るので、ほとんどの学生が非常に意欲的でした。1年間デンマーク語を学習した後すでに、彼らはデンマーク語で細かいニュアンスを含む会話をすることができます。これには、チェコ人のそしてロシア人のデンマーク語教師たちも授業において学生とデンマーク語を話すことが多いことが関連しています。専門的なレベルに関する日本との重要な違いは、大学内のスポーツクラブが、学生の生活と時間を本学のように独占することは、ヨーロッパの大学では決して許されないだろう、ということです。ある学生から、彼女が週に20 時間を自分のクラブに費やし、勉学には数時間を費やしていることを聞いたときには、主専攻 - また大学で学ぶことの意味 - とは何なのか、と問わずにはいられませんでした。クラブの中には、後輩と先輩の間に厳しい上下関係が存在しているものもあり、先輩の学生たちが後輩を学業から遠ざけるよう強制しています。誰一人として、学生に学業を軽んじることをやめさせる者はいません -学生はただただ教員たちに「尊敬」を示しさえすれば良いのです。日本では、デンマーク語を主専攻として学業を修め、卒業資格を得た学生に対して、東ヨーロッパと同様の要求はなされていません。本学のデンマーク語専攻では、言語は地域研究のためのツールであるという方が相応しいでしょう。しかし1988 年から今日にかけての1 つの変化に関しては嬉しく思っています、それは本物のグローバル化と呼べるものです。「以前」は、3 年次の20 人の学生のうち2 人の学生がデンマークへ1 年間の留学に行く、というのが通常でした。近年では留学に行く学生の数は半数以上となっています。多くの学生が、デンマーク語を学び始めた頃から、デンマークで1 年間を過ごそうと計画しています、この事実だけでもデンマーク語を学ぶ上でのとても大きなヤル気に繋がっています。1990年には「国際化」は中身の無い流行語である場合がほとんどでしたが、現在ではそれが現実となっています。さらには、日本人の(スカンジナヴィアも含む)ヨーロッパに対する関心は、1988年以降非常に大きいものとなっています、1988年当時はアメリカが全てでした。さらに、履歴書での海外滞在に関する言及は、現在では多くの雇用者にとってプラス材料に映っているのではないだろうかという印象を著者は持っています - 以前は国際力を持っているということは、危なくて異質な考え方を持っているのかもしれないと見なされる場合がありました、というのはそのような考え方は上司に対する表面上の尊敬を脅かしかねないからです。デンマークから帰国した学生たちは、デンマーク語を学ぶ環境において、非常に良い効果をもたらします。彼らは「デンマーク語を使って」友人を得ていて、デンマークにおけるデンマーク語専攻のネットワーク(つながり)やサマーコースそしてフォルケホイスコーレ(国民高等学校)との良好な関係に貢献しています...
Osaka: Graduate School of Language and Culture, Osaka University, 2018
400 FRO 1 (2018)
Artikel Jurnal  Universitas Indonesia Library
cover
Yoneyuki Sugita, author
本稿では熟語を取り上げ、英語学習で重要な暗唱例文リストを作成する。適切な例文の必須事項は3 つある。(1)受講生が理解すべき熟語が入っている。(2)文章が簡潔で、暗唱しやすい。(3)例文の中に復習して欲しい文法事項や覚えて欲しい単語を入れておく...
Osaka: Graduate School of Language and Culture, Osaka University, 2018
400 FRO 1 (2018)
Artikel Jurnal  Universitas Indonesia Library
cover
I Wayan Pastika, author
詩 "Ibu Indonesia" (「インドネシアの母」)の一部が、イスラム教への憎しみを伝えているとする意見がある。その文言は、(1) "... sari konde ... lebih cantik dari cadar ..." (「...簪は...イスラムのスカーフより美しい... ; (2) "... suara kidung Ibu Indonesia ... lebih merdu dari alunan azan mu." (「 ...インドネシアの母が歌うキドゥンは...あなたのアザーンの調べより心地よい」である。問題とされているのは、イスラム教の要素がそうでない要素より下に置かれているという点である。本論文は、オースティンの言語行為理論およびグライスの協調の原理 (Sadock 2004: 58-59, Grundy 2000: 70-100) を援用した法言語学的アプローチに基づき、上述の詩にこめられたメッセージを解釈することを目的とする。テクストの分析には文脈も考慮に入れ、マスメディアの言説、インドネシアの政治状況と参与者を詳細に考察する。結論として、詩にはイスラム教を貶めるメッセージはなく、むしろイスラム教徒にとってのイスラムの価値を損なうことなくインドネシア文化の尊重を伝えることが意図されていると考えることができる。...
Osaka: Graduate School of Language and Culture, Osaka University, 2019
400 FRO 2 (2019)
Artikel Jurnal  Universitas Indonesia Library
cover
Behnam Jahedzadeh, author
ペルシア語における自立語の品詞には、名詞、形容詞、副詞、動詞、代名詞、前置詞、後置詞、指示詞、接続詞等がある。品詞を変える語形成には、接辞による場合、前置詞による場合、そして語形が変化しない場合がある。形態的な特徴を持つ語が少なく、形態論の観点からペルシア語の品詞分類を行うことは難しい。また、形態的な特徴を持たない語は、文外でどの品詞に属するか識別が困難である。これらの語は文中で使われて初めて品詞が決まることになる。ペルシア語では語形変化しない語は形態的な特徴に欠けており、文中における意味的な側面からの区別が重要となる。形式的に名詞でありながら形容詞や副詞の性質を備えていて、複数の品詞としての機能を兼備している語がある。また、名詞に接尾辞が付加して派生する語に形容詞と副詞の機能が同時に備わっていることもあり、形式的制約や意味的な不規則性が多く存在する。さらに、動詞のなかでも名詞的な特徴を有する動詞の不定形、脱範疇化して機能語化している軽動詞のkardan (to do)、sodan (tobecome)、nemudan (to do)、gastan (to turn, to become)、gardidan (to become)が意味的にある程度イディオム化しているため、統語的には一般動詞と同様には扱えない。感情動詞の品詞分類の上でのミスマッチも多く存在する。本稿では、ペルシア語の品詞分類にまつわる上記の問題を取り上げ、ペルシア語における品詞分類のミスマッチを明らかにしたい ...
Osaka: Graduate School of Language and Culture, Osaka University, 2019
400 FRO 2 (2019)
Artikel Jurnal  Universitas Indonesia Library
cover
Lee, Wei, author
本研究は、文脈構築の角度から中国人学習者への日本語の受身文指導法をさらに深く議論するための基本材料を提供すること目的とする。具体的に、中国で刊行されている日本語教科書の調査と自然会話コーパスでの受身使用実態の調査を行った。まずは、教科書調査の結果として以下の3点が挙げられる。(1)今回の分析対象である教科書は、すべての文型と用法を、初級後半あたりで1 回の授業で体系的に導入する傾向が強い。どの教科書においても文脈情報が不十分のまま、単文末に出現した受身を例文として提示される傾向がある。(2)解釈方法に関して、能動文との対応性の角度から受身文の解説を行う傾向が見受けられたが、受身文の使用と視点とのかかわりに関する説明は教科書に記載されていない。(3)例文のデザインに関して、書き言葉の例は圧倒的多数であるといえる。さらに、提示例文の割合に関して、単文末に出した受身は圧倒的に多く見られた次は、現日研・職場コーパスを利用して行った受身使用実態の結果となる。(1)受身の出現位置から整理すると、使用率の多い順に、連用修飾節、複文末、単文末、連体修飾節、引用節、疑問節となっているが、全体の傾向として、前田(2011)、李(2018)の調査結果とほぼ一致している。(2)単文レベルを超える受身の使用は圧倒的に多いことが明らかになった。それは、許(2004)、李(2015)などの先行研究で指摘している受身の場面依存性あるいは文脈依存性の現れかもしれない。(3)今回の自然会話データの整理から、受身が「ちゃう」「って」と共起しやすいことが明らかになった。その調査結果の分析に基づいて、文脈構築の方法を視野に入れながら、中国人への受身文指導法に関して、次の提言を試みた。(1)教科書における例文例示には偏りがあると言っても過言ではない。コミュニケーションをとることを学習目標の一つとする場合、使用実態に即した例文提示が必要となるかもしれない。(2)解決の仕方に関して、日本語教育の角度から受身の使用動機(日本語話者)に関する知識と研究報告、学習者の母語(本論文の場合は中国語)との比較対照研究の成果を積極的に現場に取り入れるべきではないかと考えている。(3)文脈構築の方法を議論していくためには、受身と共起しやすい表現に関する情報、受身と類似する表現とのつながりを中級以降学習者に示すべきではないかと考えられる...
Osaka: Graduate School of Language and Culture, Osaka University, 2019
400 FRO 2 (2019)
Artikel Jurnal  Universitas Indonesia Library
cover
Marghoob Hussain Tahir, author
人間には母語以外の言語を習得する能力にたけたものもあるが、一般には、外国語を学ぶためには、その言語が話されている地域に居住し、その地域の人々と交流することが最善の方法である。だがすべての人がこれを実践することができないことから、教育機関等で外国語を学ぶことになる。外国語初級学習者が勤勉に学習しなければならないのは当然であるが、教育する側も多くの努力が求められる。本稿ではウルドゥー語初級学習者を対象とした基本的教授法をここに記しておく。文字 : 教員はウルドゥー語の文字一つ一つを板書し、その発音を教授する。すべてのアルファベットを一度に憶えさせるのではなく、いくつかに分けて覚えさせることが重要である。その後アルファベット順に教員が読み、それを学生に覚えさせるが、当初は板書や教科書を見ながら実施し、のちに暗記させるようにする。ウルドゥー語には日本語になり音声、khe やghaiṇ 等については、何度も発音練習させる必要がある。また、日本人はlとr の区別が困難であるため、こうした音声の違いも明確にさせる必要がある。文字の説明が終わった段階で、文字をつなげる練習をさせる。ウルドゥーの文字はalif, dāl, ḍāl, dhāl, re, ṛe, ze, jheなど、次の文字とつながらないものもあるため、こうした文字のつなげ方に注意させる。続いて、文字をつなげた場合の音声について説明する。alif とbeをつなげた場合の音、といった例によって練習させる。また、zabar, zer, peshなどによる発音の違いを説明する。また、3 文字以上がつながった場合の中字の形の変化についても理解させる。基本語彙 : 文字を暗記させたのちに、基本的な語彙を教える。人称代名詞、「家」「太陽」「本」などの普通名詞、親族名称、果実、色彩、曜日、数詞等を教える。時間について述べる 数詞を教える中で、ウルドゥー語に特徴的な「1.5」「2.5」「0.75」などの言い方を教え、時間を説明できるようにする。教員が時計を板書し、時間を示してウルドゥー語で答えられるようにする。単数と複数 : ウルドゥー語は名詞の複数変化があるため、その変化を、発音と共に教える。男性名詞と女性名詞 : 日本人学習者にとって、ウルドゥー語における男性名詞と女性名詞の区別は困難であり、しばしば間違う。これは繰り返し学習することで覚える必要があるが、会話や作文で間違いを修正させることとなる。ただ教育する側が留意しなければならないのは、学生は男性名詞と女性名詞の区別について、徐々に習得していくものであって、初期の段階で男性名詞、女性名詞の間違いを学生に指摘すると、学生が怖気づく可能性がある点である。反対語 教員は、熱い、冷たい、暑い、寒い、大きい、小さい、良い、悪い、早い、遅いなどの反意語を用いた文章を作るように学生に仕向ける必要がある。不定詞および動詞 : 食べる、飲む、寝る、歩く、書く、読む、行く、来るなどの動詞を理解させるためには、基本的な動詞を用いた、きわめて簡単な動詞による作文で学習させることが肝要である。作文 : 作文に当たっては、これまで述べた文法を正しく理解させたうえで、様々な主題についての文章を読み、書き、話せるようにすることが必要である。会話 : 日本人学習者にとっては、dhāl, ze, ẓwād, zo'eなど発音が難しい音声があり、これらを聞き分けることも困難である。その一方で、こうした音声も違いに関係なく会話すると、作文での綴りの間違いよりも良い結果を出すという傾向がみられるのも事実である。日本人は会話に躊躇する傾向が強く、会話での評価よりも作文での評価を求める傾向が強い。肝心なのは、文章の文法的誤謬でなく、文の構造の誤謬で会って、男性名詞と女性名詞の間違い同様に、学習していく過程で修正されるものである。会話における文法的な誤謬の修正は自然な改善に任せるべきである。対話 : 対話文を作らせるとき、特定の主題に関する多くの語彙を使用させる必要がある。親子間での仕事に関する会話、兄妹との健康や病気に関する会話、友人たちとの天気に関する会話など、様々な主題を挙げることができる。教育者は対話文を板書し、学生にそれを暗記させたり、対話の一部を考えさせるなどして対話能力の向上を図ることができる。対話の練習は会話や作文の能力を向上させるうえで有効である。質疑 : 会話能力の向上のため、教育者は学習者に対し、個別に別々の主題についての質問をし、なるべく多くの回答をさせるようにしなければならない。日本人は出門に対しすぐに答える傾向になく、また他人の前で答えられない場合に恥ずかしいと感じることがあるため、教育者は日本人学生が恥ずかしいと思わない程度に助言しながら、それぞれに異なる質問をして会話能力を高める必要がある。上記のような文法習得に関する基本情報について、教員は教室の雰囲気、学生の能力等を考慮しながら、修正を加えつつ学習させることが望ましいと考える...
Osaka: Graduate School of Language and Culture, Osaka University, 2019
400 FRO 2 (2019)
Artikel Jurnal  Universitas Indonesia Library
cover
Nguyen, Thi Ngoc Tho, author
本稿は日本人学生の、ベトナム語を学習する上で見られるいくつかの典型的な「文法的な間違い」を追究することを目的とする。「文法的な間違い」には敗の移転による誤用(interlingual error)と学習言語において何らかの原因による誤用(intralingual error)があり、ここで扱う間違いは前者―ベトナム語を使用する際、母国語である日本語から影響を受けた結果、文法的に間違えてしまった場合―をいう。学生の卒業論文原稿等で収集した様々な文法的誤用のデーターから「đó」と「của」 の誤用例を研究対象として選出し、それらを分析、原因を追究し、今後ベトナム語教育を施していく上で活用することを目指す。一つは指示詞の「đó」である。ベトナム語の指示詞と日本語の指示詞体系は類似点が多く、日本人学習者にとっては習得しやすいと思われる。しかしその類似性が災いし、初心者ばかりか3,4 回生の間でも「đó」の誤りは多く見られる。彼らの誤りを分析した結果、「đó」を日本語の指示詞「それ」と同じ感覚で使う傾向があるということが分かった。日本語の「それ」は主語としても目的語としても使うことができるが、ベトナム語では「đó」は「Đó là ... 」の構文に限り主語として使う。また、目的語として使う場合には名詞の後に置かなければならない。二つは所有格の「của」である。ベトナム語の「của」と日本語の格助詞「の」の意味と用法を比較した結果、日本語の「の」のほうが多用途であることが分かった。両者の類似点は所有関係(所有主、行動・物事の主体、所属)を示すということだと思われる。修飾される名詞の他の属性(時間、空間、材料、内容説明等)を示すにはベトナム語では「của」 は使えない。しかし、学生の誤用例を見ると、修飾される名詞の内容説明(対象)のために「của」が使われる傾向にある。以上より、ベトナム語指示詞「đó」と所有関係を示す「của」について、学生に指導する際には本稿の事柄を踏まえる...
Osaka: Graduate School of Language and Culture, Osaka University, 2019
400 FRO 2 (2019)
Artikel Jurnal  Universitas Indonesia Library
cover
HTET HTET, author
本論文は,ミャンマー語話者が日常生活において何か話を切り出そうとする場合,あるいはコミュニケーションを円滑に進めていこうする場合に用いる言語表現について,社会言語学的な観点から記述したものである。人間同士がコミュニケーションを取る際,社会的文脈に応じた多種多様な表現を使って会話を進めるものである。本論文では,こうした表現の中でも,ミャンマーならではのあいさつ言葉やその他の類似したはたらきを持つ表現に焦点を当てて記述する...
Osaka: Graduate School of Language and Culture, Osaka University, 2019
400 FRO 2 (2019)
Artikel Jurnal  Universitas Indonesia Library
cover
Uehara, Junichi, author
この研究ノートは、グラフ(ネットワーク)の基本的な概念と、グラフをソフトウェアCytoscape を用いて分析・作図する方法を簡単に記したものである。文章の前半で、筆者はグラフの概念(点、線、有向・無向グラフなど)を説明したあとで、コンマ区切りのファイルを Cytoscape に読み込む方法を述べる。このあたりは適切なオプションを指定するべき重要なポイントである。グラフの作図例も提示されている。また、グラフの属性である点の次数、点の媒介中心性などが正しく計算されていることが確認できる。文章の後半では、大阪近郊の鉄道網についてのデータを筆者が Cytoscape に読み込んだ例が紹介されている。ここでは作図のスタイルについて言及がある。それは、重みによって線の属性(実線、破線)を、また、次数によって点の属性(ラベル文字の大きさ)を設定することである。次数と媒介中心性の計算例も示されている。文章の最後で筆者は、グラフ理論の教科書で示されているグラフの代表例にふれ、応用例の可能性について述べる...
Osaka: Graduate School of Language and Culture, Osaka University, 2019
400 FRO 2 (2019)
Artikel Jurnal  Universitas Indonesia Library
<<   1 2 3 4 5 6 7   >>